(渡邉義一)1+1は2でいいの? 第97号

「ニュースで学ぶ販売士」編 UCC/世田谷に新業態のサードウェーブカフェ2

新業態の特徴のもうひとつは、利用シーンの多様さです
家族でゆっくりとくつろげるソファ席や、友人と気軽に利用できるテーブル席、ペット専用の水飲み場を配置したテラス席など、さまざまな利用シーンに対応します

対応する利用シーンを増やせば来店客層が広がり、客数の増加が期待できます
しかし、問題もあります

「家族でゆっくり」「友人と気軽に」という利用は、利用時間が長くなることが想定されます
顧客層が広がっても、回転が悪ければ、客数全体はあまり増えません
カウンター席の座り心地のよくないのは、コスト削減に加えて回転率をあげる狙いがあるかもしれません

売上=客数×客単価の計算式において、
客数の増加が難しければ、客単価の増加を考えますよね
しかし、滞留時間に比例してコーヒーの売上が増えるとは限りません
有る程度本格的で濃厚なコーヒーならば、何杯も飲むのは難しいです
そこで、自由が丘本店のために開発した、表面はサクサク、中はぶんわりとした新食感スイーツ「わっふるパンケーキ」などで客単価の増加を考えています

さらに売上の季節変動も考える必要があります
人間の舌は、温かい方が味を強く感じ、満足感が高まるる性質があります
コーヒー豆の味を楽しみたい人はホットで楽しむことが多いと考えられます
しかし夏はホットばかりでは暑いかもしれません
夏のペット連れのテラス席でホットは厳しいときもあるでしょう
そんなときにアイスコーヒーがあれば、夏のテラス席売上が維持できるかもしれません
そこで、特注のコーヒーサーバーを使用した、まろやかな口当たりが特徴の新感覚アイスコーヒーの提供も行います

<今日の○×問題>マーチャンダイジング
「コストプラス法とは、地域需要に対応した価格設定の方法である」

× 原価(コスト)に値入高を加えた(プラス)価格設定法がコストプラス法です

「アナタ」+「販売士研究会の無料動画&書籍」===>昨日と違うアナタ

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